妊活とカルシウムの深い関係 ~赤ちゃんとお母さんの未来のために~

「カルシウム=骨のための栄養」
というイメージが強いかもしれませんが、
実は妊活にも欠かせない
とても大事な栄養素です。
なぜ妊活中にカルシウムが必要なの?
卵子の受精をサポート
卵子は受精の際、
カルシウムイオンの働きで
“活性化”します。
カルシウム不足だと
この活性化がうまく起こらず、
受精がスムーズに進みにくくなります。
精子の運動率アップ
カルシウムは精子の動きにも関係します。
足りないと運動率が下がり、
受精のチャンスも減ってしまいます。
細胞分裂・ホルモン分泌にも関与
受精後の胚分割やホルモンの
バランスにもカルシウムは関わっており、
不足は妊娠率や着床率にも影響します。
妊娠中・産後の骨を守る
妊娠すると赤ちゃんの
骨や歯の材料として
お母さんのカルシウムが使われます。
妊娠前から蓄えておくことで、
産後の骨密度低下や
妊娠中の骨粗しょう症を予防できます。
次は
カルシウムの吸収を邪魔する食品
カルシウムは摂るだけでなく、
「いかに吸収できるか」がポイントです!!
実は、
私たちの身近な食品の中には
カルシウムの吸収を阻害したり、
体外に排出しやすくしてしまうものがあります。
妊活中は特に注意したいポイントです。
1. リンを多く含む食品
例:インスタント食品、
加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコン)
スナック菓子、コーラなどの炭酸飲料、
加工食品全般(リン酸塩添加)
理由
リンはカルシウムと結合して
「リン酸カルシウム」となり、
吸収されにくい形になります。
特に
加工食品やインスタント食品に
多い「リン酸塩」は吸収阻害の代表格です。
2. カフェインを多く含む飲み物
例:コーヒー、紅茶、濃い緑茶、
エナジードリンク
理由
カフェインは尿の排泄量を増やし、
カルシウムも一緒に排出してしまいます。
妊活中は1日1杯程度に控えるか、
カフェインレスを選ぶのが安心です。
3. シュウ酸を多く含む食品
例:ほうれん草、たけのこ
レタス、ブロッコリー、なす、
パセリ、キャベツ、カリフラワー、
モロヘイヤ、小松菜、青梗菜
チョコレート、ココア、コーヒー、
紅茶、緑茶、抹茶、玉露.
ピーナッツ、アーモンド、
カシューナッツ.
理由
シュウ酸はカルシウムと結合して
「シュウ酸カルシウム」となり、
吸収されずに排出されます。
ほうれん草は茹でてアクを
抜くことでシュウ酸を減らせます。
4. フィチン酸を多く含む食品
例:米ぬか・玄米、未精製の豆類・穀類
理由
フィチン酸は
カルシウムや鉄、亜鉛などの
ミネラルと結合して吸収を妨げます。
発酵(納豆や味噌)や発芽玄米に
すると影響が軽減します。
5. 塩分の多い食品
例:インスタント食品、加工食品、
スナック菓子、醤油や味噌の過剰摂取
理由
塩分の過剰摂取は尿中へのカルシウム
排泄を促進します。
外食や加工食品中心の生活は
特に注意が必要です。
6. アルコール・高糖質食品
例:過剰なアルコール、清涼飲料水、
ジュース、菓子類
理由
アルコールは骨形成を抑え、
高糖質食品は血糖値の急上昇に
よってカルシウム代謝を乱します。
漢方薬ピュアからのアドバイス
これらの食品を完全に避けるのは
難しいですが
「摂りすぎない」
「調理や組み合わせで工夫する」
ことが大切です。
たとえば、
ほうれん草は茹でて水にさらす
加工食品の代わりに手作りおかずを増やす
カフェイン飲料は1日1杯まで
ビタミンDやマグネシウムと一緒に
カルシウムを摂る
こうした工夫で、
カルシウムの吸収率を
グッと高めることができます。
漢方薬ピュアからのメッセージ
妊活中は「卵子の質を高める」
ことと同じくらい、
「受精しやすい環境を整える」
ことが大切です。
カルシウムは、
その土台を作るための重要なミネラル。
食事だけで足りない場合は、
サプリや漢方の力も上手に使いながら
未来の赤ちゃんのために
準備をしていきましょう(#^.^#)