本に囲まれて、心と身体をリセットする旅
先日、「松本十帖」という
とても素敵な宿に滞在してきました。
この宿は「本箱」とも呼ばれるほど、
館内に本がたくさんあり、
気に入った本は購入もできるんです。
本に囲まれた空間にいるだけで、
なんだか心がほっとゆるんでいくのを感じました。
そして何より驚いたのが、
テレビがないこと。
スマホもあえてあまり触らずに、
「見る・聞く・読む」
という感覚をじっくり味わう時間を過ごしました。
いま流行の「デジタルデトックス」ですね。
漢方の考えでも、
目・耳・心に刺激が多すぎると
「気(エネルギー)」が
乱れてしまうと言われます。
こうしてデジタルから離れるだけで、
心が軽くなり、
まさに自然の養生法だなぁと感じました。
翌日は、
戸隠神社五社のうち三社をゆっくり巡拝。
古より「氣」の高い場所として
知られる戸隠は、
空気も澄んでいて、
歩くだけで身体が浄化されていくようです。
夜は、長野駅近くの割烹で、
長野の郷土料理を堪能。
地元の素材を丁寧に
活かしたお料理は、まさに“食養生”。
身体に優しく、五感が喜ぶお食事でした。
最終日は、奥社と九頭竜神社まで、
片道1時間、往復で2時間の
ちょっとした登山に挑戦。
坂や石段が続く道のりは大変でしたが、
登り切った先にある静けさと自然の美しさに、
心が洗われました。
3日間を通して、
漢方でいう“心身の気を整える”ような旅。
自然の中で五感を研ぎ澄まし、
身体に優しい食をいただき、
デジタルから離れて、
内側からリフレッシュ。
まさに「養生の旅」となりました。
ときには、こんな過ごし方もおすすめですよ。