気圧病が女性に多いのはなぜ?中医学から見る原因と今日からできる養生法
雨の日や台風が近づくと、
頭が重い
めまいがする
身体がだるい
やる気が出ない
気分が落ち込む
このような症状はありませんか?
私も、経験があり、
15年くらい前に、
とても辛かったことを覚えています。
毎年、梅雨時期は、
だるさが、出てくる感が数年続き、
ある年、とても、だるくて、
体が重い(>_<)
翌年から、元気になるように
自分の体をしっかりと調整しました!
近年では「気圧病」や「天気痛」と呼ばれ、
ご相談も増えてきております。
実は中医学では、
気圧病は単なる気象の問題ではなく、
「気・血・水」の巡りの乱れとして考えます。

つまり、気圧が原因というよりも、
「気圧に負けやすい体質」が
根本にあるという考え方です。
今回は、
中医学から見た気圧病の原因と、
女性に多い理由、
そして今日からできる養生法をご紹介します(*^_^*)
気圧病とは?なぜ天気で体調が悪くなるの?
低気圧になると空気中の圧力が下がり、
自律神経が乱れやすくなることが知られています。
その結果、
頭痛
めまい
むくみ
眠気
吐き気
倦怠感
など、さまざまな症状が現れます。
中医学では、この状態を
「気の巡りが悪くなり、水分代謝も停滞した状態」
と考えます。
もともと
体内の巡りが良い人は天候の変化に強いですが、
巡りが悪い人ほど気圧の影響を受けやすくなるのです。
なぜ女性は気圧病になりやすいの?
女性には男性とは違う特徴があります。
月経
排卵
妊娠
出産
更年期
このように一生を通して
ホルモンが大きく変化します。
中医学では、
女性は「血」を多く使う体と考えられており、
常に、血の虚があります。
ですから、その分、
気・血・水のバランスも崩れやすいのです。
さらに関係するのが、
「肝」「脾」「腎」という三つの働きです。
① 肝(かん)が乱れると頭痛やイライラが起こる
「肝」は気の流れをコントロールしています。
ストレスや気圧の変化が続くと、
頭痛
首肩こり
イライラ
胸のつかえ
ため息
などが現れやすくなります。
特に生理前に頭痛が悪化する方は、
肝のバランスが崩れているケースが少なくありません。
② 脾(ひ)が弱ると水分代謝が落ちる
脾は食べたものをエネルギーに変え、
水分代謝を担っています。
脾が弱ると体内に余分な水分がたまり、
むくみ
頭重感
めまい
身体の重だるさ
が起こります。
特に、
甘いもの
冷たい飲み物
アイス
食べ過ぎ
は脾を弱らせる代表的な原因です。
③ 腎(じん)が弱ると環境の変化に弱くなる
腎は生命エネルギーの貯金箱ともいわれます。
睡眠不足や慢性的な疲労が続くと腎が弱り、
疲れが取れない
気圧に敏感
めまい
耳鳴り
などが起こりやすくなります。
気圧病になりやすい人の特徴
次のような症状はありませんか?
✔ 雨の日に頭痛がする
✔ 台風前に体調が悪くなる
✔ 朝から身体が重い
✔ むくみやすい
✔ めまいが起こる
✔ 胃腸が弱い
✔ 気分が落ち込みやすい
✔ 生理前になると悪化する
このような症状が繰り返される方は、
体質を整えることで改善が期待できます。

中医学でみる4つの気圧病タイプ
気滞タイプ
ストレスをため込みやすく、
気の巡りが悪いタイプ。
症状
頭痛
イライラ
胸のつかえ
ため息
痰湿タイプ
水分代謝が悪く、水がたまりやすいタイプ。
症状
むくみ
頭が重い
めまい
吐き気
雨の日に悪化
気虚タイプ
エネルギー不足タイプ。
症状
疲れやすい
朝起きられない
少しの気圧変化でもぐったり
血虚タイプ
女性に多い
症状
めまい
立ちくらみ
不眠
不安感
生理後に悪化
気圧病を改善するための養生法
体質を整えるためには、
毎日の生活がとても大切です。
◆ 朝は白湯を飲む
◆冷たい飲み物を控える
◆ 甘いものを食べ過ぎない
◆ 暴飲暴食を避ける
◆ 十分な睡眠をとる
◆ 軽い散歩やストレッチをする
◆ 雨の日は無理をしない
これだけでも「脾」が元気になり、
水分代謝が改善しやすくなります。
漢方は「気圧病」ではなく「体質」を整える
漢方は「頭痛だからこの薬」という考え方ではありません。
同じ頭痛でも、
気が滞っている人
水がたまっている人
エネルギー不足の人
血が不足している人
では選ぶ漢方が異なります。
つまり、
症状ではなく、
その人の体質に合わせて整えることが、
中医学の最大の特徴です。
体質が改善すると、
気圧に左右されにくい身体へと変わっていきます
気圧病は「体質改善」が根本的な対策です
気圧病は、天気だけが原因ではありません。
中医学では、
肝の巡り
脾の働き
腎のエネルギー
気・血・水のバランス
これらが整うことで、
気圧の変化にも負けにくい身体になると考えます。
「毎年この時期になるとつらい…」
「薬を飲んでも繰り返してしまう…」
そんな方こそ、
一度ご自身の体質を見直してみませんか。
日々の養生と体質に合った漢方で
体の土台を整えることが、
季節や天候に振り回されない
健やかな毎日への第一歩になります。
ぜひ、その場しのぎにしないで、
自分の体と向き合ってみてください。

