妊娠中のマイナートラブルと補腎の力1 〜瓊玉膏で快適なマタニティライフをサポート〜

妊娠中は体調の変化が大きく、
個人差はありますが、
多くの方が「マイナートラブル」と
呼ばれる不快な症状を経験します。
たとえば、
便秘や痔によるおしりの痛み、
むくみ、肌荒れ、眠気、イライラなど――
これらはすべて、
妊娠に伴うホルモンバランスの変化や、
身体が赤ちゃんを育てるために
懸命に働いているサインでもあります。
妊娠中の
「おしりの痛み」と漢方的な捉え方
妊娠期には骨盤周囲の血流が増え、
肛門部に圧がかかりやすくなるため、
痔などのトラブルを訴える方が少なくありません。
漢方では、
こうした
『血の滞り』や『体の下焦に熱や湿がこもる』
状態を重視し、
根本から体質を整えることを目的とします。
漢方薬ピュアでの症例
当店に通われていた妊娠中の方が、
「おしりが痛くてつらい」と
ご相談にいらっしゃいました。
体質を詳しく拝見したところ、
疲れやすく、
舌が淡く乾き気味で、
肌は脂性。
妊娠中は
『腎陰不足』になりがち
そこで、
「瓊玉膏(けいぎょくこう)」をおすすめしました。
金額的なことを考えて
一日スプーン1杯×2のとこを
一回にして、
少量から服用を始めていただきましたが、
ご本人が1日2回服用されていて、
すると数日でおしりの不快感がやわらぎ、
さらに
「今まで脂っぽくて吹き出物が出やすかった肌が、
脂がでなくなり、つるっと整ってきた」
と喜ばれました。
もともと、肌に潤いがなかったので
肌がそれを補うために脂をだして
防御していたのです。
瓊玉膏で潤すことで、
脂をだす必要性がなくなって
お肌が最適な状態へと
瓊玉膏の持つ滋陰・補腎の働きが
体の奥から潤いと代謝バランスを
整えてくれることがわかりますね~(#^.^#)
補腎剤がマイナートラブルに良い理由は
妊娠期は
「腎」のエネルギーを
最も多く使う時期と言われます。
腎は生命エネルギー(精)を
蓄える臓であり、
成長・生殖・老化・骨などを支える、
まさに「根本の臓」。
この腎が弱まると、
血行不良、乾燥やむくみ、肌トラブル、
倦怠感、情緒の不安定など、
全身にさまざまなサインが現れやすくなります。
瓊玉膏のような
補腎・滋陰薬は、
腎の力を支えて身体の根本を養い、
結果として妊娠中の
マイナートラブル改善にもつながります。
そして、
胎児にもとてもよい効果となります。
もちろん、
体質や症状にあわせて使うことが大切です。
妊娠中のマイナートラブルは、
「仕方がないこと」と
あきらめる必要はありません。
東洋医学の視点で
体のバランスを整えることで、
より穏やかで快適な妊娠期を過ごすお手伝いができます。
体調やお悩みに合わせた漢方の
ご相談は、
どうぞお気軽にご相談ください。