妊活ブログ—子宝—

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ご懐妊

排卵誘発剤で卵胞が育たなかった症例に
対する東洋医学的アプローチ

今回ご紹介するのは、
38歳・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、
排卵誘発剤を使用しても卵胞発育が
不十分だった方の症例です。

西洋医学的にはPCOSは
・LH高値
・インスリン抵抗性
・排卵障害
を特徴とし、
排卵誘発剤に反応しにくいケースも少なくありません。

本症例も、
排卵誘発剤使用下でも卵胞径が十分に大きくならない
排卵に至らない周期が続く
体重増加・むくみ・疲労感

といった状態が続いていました。

東洋医学的にみたPCOSの病態把握

東洋医学ではPCOSを単一の病名として捉えるのではなく、
以下のような複合的な体質病態として考えます。

・腎虚(生殖力・卵巣機能の低下)
・脾虚(代謝低下・痰湿の停滞)
・肝鬱(ホルモン調節・排卵リズムの乱れ)
・瘀血(卵巣・骨盤内の血流障害)

この方の場合、特に
脾虚痰湿+肝鬱+腎の弱りが顕著で、
「卵が育たない」のではなく、
卵が育つための環境が
整っていない状態と判断しました。

治療方針:排卵刺激ではなく
「卵巣環境の再構築」

排卵誘発剤は「排卵を起こす力」を
外から加えますが、
卵巣そのものの状態が
整っていなければ、
卵胞の質や発育には限界があります。

そこで今回の症例では、
🔵卵巣機能を支える腎を補う
🔵 痰湿を除き、代謝を高める
🔵 肝の疏泄を整え、排卵リズムを回復させる
🔵骨盤内血流を改善する


体質に合わせた漢方薬と、
卵子成熟・ミトコンドリア機能を
意識したサプリメントを
併用させていただきました。

あわせて、
・血糖変動を抑える食事指導
・生活リズムの調整

も行い、
「ホルモンが自然に動ける体」を
目指しました。

経過:卵胞発育の改善と代謝の回復

服用開始後、
・卵胞の立ち上がりが早くなる
・卵胞径が安定して成長
・排卵が確認できる周期が増加

といった変化が段階的に見られました。

また、脾の機能が改善し痰湿が減ったことで、
体重は約10kg減少。

無理な減量ではなく、
「代謝が回復した結果として体が軽くなった」
という経過でした。

結果:自然排卵による自然妊娠

卵胞発育と排卵が安定してきたタイミングで、
自然妊娠が成立。

排卵誘発剤に頼らず、
卵巣が本来のリズムを
取り戻した結果と考えられます。

PCOS・高年齢でも妊娠力は引き出せる

PCOSは「排卵させれば解決する疾患」ではなく、
体質・代謝・ホルモン調節のアンバランスが背景にあります。

年齢や診断名だけで可能性を狭めるのではなく、
「今の体が妊娠に向かって働ける状態か」
を見極め、整えていくことが重要です。

無事に安定期に入られた
Sさん。

本当に本当に

がんばられました!!

おめでとうございます(#^.^#)

38年間積み上げてきた
体質

そうそう簡単に変わるものでは
ありませんが、

コツコツと頑張られた姿に

感動しました。

赤血球は生まれ変わるのに120日

肝細胞の多くは3年で、
かわります。

何かつまずいたときは
何かを変えるチャンスです。

妊娠は病気ではないですが、

妊娠できる体力
妊娠できるエネルギー
を、作り上げることは
大切なことだと思います。

妊娠しやすさは
「卵巣の前段階」で決まります

・卵が育たない
・PCOSと言われた
・排卵誘発剤が効かない

その場合こそ、
卵巣を支える体の土台づくりが必要です。

ご自身の体質を知りたい方は、
ぜひ一度ご相談ください。

赤ちゃんを望むすべての女性に

一日も早く可愛い天使が舞い降りてきますように💛