健康コラム—食—

食品添加物が妊活・子育て・更年期に与える影響〜中戸川貢先生に聞く「まだマシな」食品選び

「食品添加物を100%避けるのは不可能です。しかし、避けるべき添加物とそうでないものを正しく知ることが大切です」

そう語るのは、加工食品ジャーナリストとして15年以上、食品添加物とミネラル不足の研究を続けている中戸川貢(なかどがわ みつぐ)先生です。

現代社会では、コンビニやファミレス、市販のお惣菜の普及に伴い、多くの方が「新型栄養失調」に陥っています。体内に入った添加物を解毒・排出する過程で貴重なミネラルが消耗され、本来健康維持に使われるべき栄養素が不足してしまうのです。

本記事では、妊活世代・子育て世代・更年期世代の各ライフステージで注意したい添加物と、今日から実践できる現実的な食生活のアドバイスをご紹介します。

なぜ今、食品添加物なのか?

国が認可した添加物でも「避けるべき」理由

「国が認可しているから安全」と考えるのは自然なことですが、中戸川先生は次のように指摘します。

「添加物の分解・排出のために、体内のミネラルが大工道具のように消耗されてしまうからです」

ミネラルは本来、食べたものの消化やからだのメンテナンスのために使いたい大切な栄養素です。しかし、日々の添加物処理に追われることで、健康維持に必要なミネラルが不足してしまうと考えられています。

腸内環境と添加物の関係

近年、特に懸念されているのが人工甘味料(合成甘味料)による腸への影響です。

  • アスパルテーム

  • スクラロース

  • アセスルファムカリウム

これらは腸内フローラのバランスを乱し、悪玉菌を増殖させて腸内に炎症を引き起こすことが数々の研究で明らかになっています。腸の状態が悪化すると「腸脳相関」を介して脳にも影響が及び、精神的な不安定さにつながる恐れがあります。

🎯 ライフステージ別:避けるべき添加物ワースト10

中戸川先生が「特に避けてほしい」と挙げる添加物ワースト10は以下の通りです。

順位 添加物 主なリスク・身体への影響
1 人工甘味料(合成甘味料) 腸内細菌に悪影響、腸脳相関による精神的リスク
2 合成着色料 発がん性リスク、肥満・糖尿病との関連
3 合成保存料 腸および腸内細菌への悪影響
4 防カビ剤 ミネラルの吸収阻害
5 発色剤(亜硝酸ナトリウム) 長期的な健康リスク
6 たん白加水分解物・酵母エキス 化学調味料の一種(濃い味への慣れ)
7 化学調味料 味覚の鈍化、過食を引き起こす
8 パーム油 酸化ストレスの増大
9 乳化剤 腸バリア機能障害
10 加工澱粉・増粘多糖類 消化吸収の阻害

特に第1位の人工甘味料(アスパルテーム / スクラロース / アセスルファムカリウム / サッカリンナトリウム / ネオテーム / アドバンテーム)の6種類は、お買い物の際に最も警戒すべき添加物です。

👶 妊活世代:卵子の質と添加物の関係

妊娠を望む女性が特に注意したいポイントは以下の通りです。

  • リン酸塩:カルシウムやマグネシウムの吸収を阻害し、卵子のエネルギー代謝を低下させる

  • 人工甘味料:腸内環境を乱し、ホルモンバランスに影響を及ぼす

  • 合成着色料:酸化ストレスを増大させ、卵子の質低下につながる

妊活中の「まだマシな」食品選び

  1. 原材料表示を確認する

    • 「アスパルテーム」「スクラロース」などが記載されている商品は避ける。

  2. ミネラルを「ちょい足し」する

    • 煮干し粉末・昆布粉末・すりごまなどを日々の料理に手軽に加える。

  3. お味噌汁のだしを「天然だしパック」に変える

    • 味が薄く感じられても、まずは2週間続けてみることがポイントです。

🧒 子育て世代:子どもの発達と味覚形成

味覚形成期(7歳まで)の重要性

子どもの味覚は7歳までに概ね形成されると言われています。この時期に添加物の多い食事をとリ続けると、以下のようなリスクが懸念されます。

  • 味覚の鈍化による極端な偏食

  • 腸内フローラの乱れによる発達への影響

  • 合成着色料による多動性・学習面へのリスク

おやつや日常食の選び方

【避けるべきおやつの例】

  • 人工甘味料入りのゼリーやジュース

  • 合成着色料が使われたキャンディやスナック菓子

  • 乳化剤・増粘多糖類が多く含まれる加工パン・菓子パン

【おすすめの対策】

  • 原材料表示を見て、記載されている項目が少ないものを選ぶ

  • 「無添加」「オーガニック」の表示をひとつの目安にする

  • 完璧を目指さず、できるところから1つずつ見直していく

🌸 更年期世代:新型栄養失調と不調の関係

40代・50代の不調とミネラル不足

40代・50代の女性が感じる慢性的な不調は、添加物による「新型栄養失調」が影を落としている可能性があります。

  • 慢性的な疲労感・倦怠感

  • 骨粗鬆症の進行

  • 不眠やイライラ感

  • ほてりや体重の増加

体内に入った添加物の解毒にミネラルが浪費されることで、これらの症状が増悪しやすくなります。

腸内環境を整えて更年期を穏やかに

加齢に伴い腸内細菌の多様性が低下すると、腸バリア機能が低下し、全身の炎症につながります。人工甘味料や乳化剤は腸内環境を乱す主な原因となるため、積極的な摂取抑制が望まれます。

40代・50代から始める「ちょい足し」習慣

  1. お味噌汁のだしを天然だしパックに変える(まずは2週間継続してみる)

  2. 食卓に「ちょい足し」アイテムを常備する(煮干し粉末・昆布粉末・すりごま)

  3. 購入時に人工甘味料をチェックして避ける(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK)

📚 講師プロフィール

中戸川 貢(なかどがわ みつぐ)先生

  • 加工食品ジャーナリスト

  • 一般社団法人ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー協会 代表理事

  • 1969年神奈川県生まれ

  • 食品機械メーカーをはじめ、酒造・製餅・醤油メーカーなど食品製造の現場を幅広く経験。

  • NPO法人「食品と暮らしの安全基金」にて、加工食品に含まれるミネラル成分の実態や添加物・リン酸塩の影響について本格的な調査・研究に従事。

  • 著書:『ワースト添加物 これだけは避けたい人気食品の見わけ方』(ユサブル、2023年)

🎤 特別講演のお知らせ

漢方薬ピュア主催 特別講演

「食品添加物ワーストランキング」

  • 講師:中戸川 貢 先生

  • 開催日:2026年11月15日(日)

  • 時間:14時~16時(受付13時30分から)

  • 会場:尼崎市中小企業センター会議室401

  • 参加費:1000円

 

【本講演で学べること】

  • 添加物ワースト10の具体的な見分け方

  • ライフステージ別の「まだマシな」食品選びの視点

  • 今日から実践できる「ちょい足し」ミネラル術

👉 [お申し込みフォームはこちら]

https://x.gd/YWwMR

💡 今日から始める3つの実践

  1. お買い物時に「原材料表示」を確認する習慣をつける

    • 特に「アスパルテーム」「スクラロース」「アセスルファムK」の有無をチェック。

  2. 「ちょい足し」食材を常備する

    • 煮干し粉末、昆布粉末、すりごまを日々の料理に活用する。

  3. お味噌汁のだしを天然のものに切り替える

    • まずは2週間、天然だしで作る味に慣れていく。

食品添加物を100%避けることは困難ですが、「リスクの高い添加物を避ける」「少しでも質の良い方を選ぶ」という意識を持つだけでも、からだは確実に変化します。

ご自身とご家族の健康を守るために、できることから少しずつ取り入れていきましょう。